ACIMを英語で読むためには①

皆様こんにちは。



現在ACIMを原書で学習する人が日本でどれ位いるのか分かりませんが、既に原書で学習中もしくは検討中という方に対して、私がこれまでどのような英語学習をしてきたかという事を今回紹介させていただきたいと思います。


その前に、私の社会人になってからの英語学習歴について簡単に話しますと、ACIMを学習し始めたのが2008年春で、最初は田中百合子さんの翻訳を使っていました。1年かけて2009年ワークブック終了後に、邦訳書だけでなくFIPやFACIMが提供している英語の資料を読めるようになりたいと思い英語学習を始めたのが最初だったと思います。2009年春から始めて現在まで約6年ほど学び続けていることになります。


さて、今回「ACIMを英語で読むためには」というタイトルを付けましたが、ここで目標としているのは英文の日本語訳の能力を上げることではなく、「英文を英語のまま読む」ということです。翻訳は英語を読む能力とは無関係では決してありませんが、日本語能力の比重が大きいです。ですから翻訳が出来れば英語を読めるわけではなく、英語が読めれば翻訳もできるわけではありません。(後者はよく誤解されているようです)

更に言えば、私が行った学習法はACIMにだけに限定されてはいません。私自身最初はACIMとその関連本ばかり読んでいたので、それだけは得意で他は駄目という感じでしたが、結局ACIMだけに通用する学習では、英語を英語のまま読めるようになるのは難しいと思います。


始めに大前提として、英語ができるようになるにはある程度の量をこなすことが絶対に必要です。そして日本人が英語ができない最大の理由は勉強量が圧倒的に足りないことだと思っています。たまに中学高校6年間も勉強したのに英語ができない・・・という話を聞きますが、私自身の体験では公立の学校では6年間も勉強していたとはいえる状態ではなかったです。週3~4回くらいの授業では6年でも合計1000時間位でしょうか。大まかに見積もって毎日1時間勉強した場合の2年と数か月の量しか勉強していないのです。それに予習、復習をしっかり行っていたならともかく、真面目に授業を受けずにただ机の前に座っていたような場合も勉強時間にカウントできるとは思えません。ですから10代の勉強で英語ができるようにならない理由は、日本語と英語の違いなどを考慮に入れたとしても、本人に才能がないからではなく、単に十分に勉強してこなかったというのが大きいと思っています。

とにかく沢山の量をこなすことが何よりも重要です。しかし殆どの人は毎日何時間も勉強する余裕がないでしょうから、毎日少しずつ勉強することをお勧めします。私もこの方法で現在も続けています。更に言えば1週間に1回7時間やるよりも、毎日1時間を7日続けた方が効果的です。毎日の習慣にすることで勉強が楽になったり、記憶の定着など様々な利点があります。


そして英語を読む際に重要なのは「そのまま順番通りに読むこと」です。多くの日本人が、日本語の語順で理解するために、英語をそのまま読まずに先に後ろの方を読んで、それから前に戻って読むような読み方をしています。かくいう私もそうでした。しかし本当に英語を読めるようになるためには、英語は左から順番通りに読むようにして下さい。恐らくいきなり変えるのは難しいでしょうから、徐々に順番通りの読み方に慣れていくようにして下さい。ついでながら、翻訳する場合でも、英語の語順通りに読んでいない人の翻訳は誤訳する可能性がより高いです。原文の思考の流れを捉えていないからです。

後はリーディング能力を鍛えるのに最適なのは「音読すること」です。ニュースの音声とスクリプトを使った学習等やり方は沢山ありますが、ネイティブの英語のリズムや区切り方(意味の切れ目)などを真似することで、英文を単語毎ではなく意味の塊毎に読むやり方が身に付いていきます。



パート2に続きます。

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Author:MASATO
ACIMについて気になった記事を不定期で掲載していく予定です。2008年からACIM学習しています。

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